『サイダーハウス・ルール』は孤児院で生まれ育った青年の成長物語

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目次

作品データ

原題 

The Cider House Rules

ジャンル 

ヒューマンドラマ

監督 

ラッセ・ハルストレム

出演 

ホーマー・ウェルズ:トビー・マグワイア

キャンディ・ケンドール:シャーリーズ・セロン

ウィルバー・ラーチ医師:マイケル・ケイン

アーサー・ローズ:デルロイ・リンドー

ウォリー・ワージントン中尉:ポール・ラッド

ローズ・ローズ:エリカ・バドゥ

看護婦エドナ:ジェーン・アレクサンダー

看護婦アンジェラ:キャシー・ベイカー

レイ・ケンドール:J・K・シモンズ

製作国 

アメリカ

公開年 

1999年

上映時間 

131分

あらすじ

ここからは、ネタバレ多少あります

1943年、メイン州の孤児院で生まれ育ったホーマーは、ラーチ医師から医術を学び、望まない妊娠をした女性たちの出産を手伝っていました。

ラーチは、違法である中絶手術も行っていましたが、ホーマーは中絶手術をすることは頑なに拒んでいました。

そして外の世界への憧れを捨てきれず、中絶のためにやってきたカップルのウォリーとキャンディの車に乗り孤児院を離れます。

ウォリーの実家のリンゴ農園で働くことになったホーマーは、新しい生活に充実した幸せを感じますが…。

この映画は、ジョン・アーヴィングの同名小説を原作としており、アーヴィング自身が脚本を担当しました。

鑑賞後の感想

ラーチ医師の孤児院での医師としての活動や、恵まれない子供たちへ父親役となり多くの愛情を注ぐ姿が良かったです。

また、ホーマーが孤児院をでて、様々な人々と出会い人間的に成長していく姿に感動しました。

興味を持たれた方は、ぜひ鑑賞してみてください。

物語

ここからは、多くのネタバレがあります

1943年から1945年にかけてのアメリカのメイン州を舞台に、孤児院で生まれ育った青年ホーマー・ウェルズが、外の世界に飛び出して新たな人生を歩む姿を描いています。

ホーマーは、孤児院の院長であるラーチ医師から医術を学び、望まない妊娠をした女性たちの出産を手伝っていました。

しかし、中絶手術をすることは頑なに拒みました。

しかし、自分の将来に疑問を抱き始めたホーマーは、ある日、中絶のためにやってきた若いカップル、キャンディとウォリーの車に乗せてもらい孤児院を離れることになります。

あてのないホーマーは、ウォリーの実家のリンゴ農園で働くことにし、収穫人の宿舎であるサイダーハウスで暮らし始めます。

そこで、彼は初めて見る自然や人々に感動し、仕事にもなれ新しい生活に充実した幸せを感じるようになります。

やがて、ウォリーは戦地に出征し、回復したキャンディは寂しさからホーマーをデートに誘うようになり、二人は恋愛関係になります。

一方、孤児院には、ラーチの解雇を見据えて若手の医師を採用するよう勧告されるという事態が起こります。

そこで、ラーチは、ホーマーの経歴を偽造し、理事会に医師として採用するよう仕向けます。

ホーマーとラーチは手紙をやり取りをしますが、ホーマーはラーチの跡を継いで医師になることを拒み、ラーチはホーマーが孤児院を巣立ったことを認識するのでした。

時は巡り、ふたたび季節労働者たちがサイダーハウスに戻ってきます。

ホーマーは、一団のボスであるミスター・ローズの娘であるローズの異変に気づき、彼女が妊娠したことを知ります。

その後キャンディがローズから父親のミスター・ローズが妊娠させたことを聞き出します。

そして、ウォリーが戦地でかかった脳炎の後遺症で半身不随となって歩くことが出来なくなり帰還することが伝えられます。

その夜、口論となったミスター・ローズに対し、ホーマーは「自分は医者だ」と告げて説得し、ラーチから送られていた機器を使ってローズに中絶手術を行い、ミスター・ローズに手伝わせます。

術後、ローズはホーマーにサイダーハウスの壁に張り紙されたルールを読ませます。

ミスター・ローズはルールは自分たちで決めるべきだと主張し、ホーマーが張り紙を燃やします。

そして、ホーマーとキャンディは、ウォリーが戻る前に別れることを決心するのでした。

数日後、ローズがミスター・ローズに刺し傷を負わせて居なくなります。

瀕死のミスター・ローズは、自分は自殺したことにするよう言い残して亡くなります。

そしてホーマーは手紙でラーチの死を知ります。

仕事仲間たちの車でホーマーはサイダーハウスを去ります。

道すがら、ウォリーを出迎えるキャンディを見かけます。

ホーマーは孤児院に戻り、大歓迎を受けます。

ホーマーはラーチが彼が徴兵から免れるよう、心臓が悪いことにしていたことを知ります。

ラーチの愛情を感じるとともに、医師の仕事を引き継ぐことを決意するのでした。

ネタバレ含む感想

孤児院を出て様々な経験をして、人間的に成長したホーマーが、孤児院に戻りラーチの跡を引き継ぐことになり良かったです。

ラーチが孤児たちに眠る前を言っていたセリフをホーマーが真似ているシーンが微笑ましかったです。

まとめ

映画『サイダーハウス・ルール』は、ジョン・アーヴィングの同名小説を原作とした1999年のアメリカ映画です。

この映画のテーマは、規則と救済の間で揺れ動く人々の物語です。

主人公のホーマーは孤児院で育ち、医師のラーチと共に中絶手術や出産を手伝いながら医学の知識を身につけています。

彼は孤児院の規則に縛られつつも、外の世界への憧れを抱きます。

映画は、人々が定められた規則を破りながら成長し、自己探求する姿を感動的に描いています。

また、音楽のレイチェル・ポートマンによる美しいメインテーマも、作品全体の繊細な空気感を引き立てています。

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