『いまを生きる』は、名門学校の学生たちが、ある教師との出会いによって、自分らしく生きることを学んでいく物語

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作品データ

原題

Dead Poets Society

ジャンル 

青春ドラマ

監督 

ピーター・ウィアー

出演 

ジョン・キーティング(英語教師):ロビン・ウィリアムズ

ニール・ペリー(生徒):ロバート・ショーン・レナード

トッド・アンダーソン(生徒):イーサン・ホーク

ノックス・オーバーストリート(生徒):ジョシュ・チャールズ

チャーリー・ダルトン(生徒):ゲイル・ハンセン

リチャード・キャメロン(生徒):ディラン・カスマン

スティーヴン・ミークス(生徒):アレロン・ルッジェロ

ジェラルド・ピッツ(生徒):ジェームズ・ウォーターストン

ノーラン校長:ノーマン・ロイド

ペリー氏(ニールの父):カートウッド・スミス

クリス・ノエル:アレクサンドラ・パワーズ

製作国 

アメリカ

公開 

1989年 

上映時間 

129分

あらすじ

ここからは、ネタバレ多少あります

1959年、バーモントの名門全寮制学院ウェルトン・アカデミーに、英語教師ジョン・キーティングが赴任してきました。

そして、学生達は、キーティングのユニークな授業を受けることをきっかけに、人生を見つめ直し、自分らしく生きることを学んでいきます。

映画は、第62回アカデミー賞で脚本賞を受賞しました。

また、Filmarksでは4.2の評価を獲得しています。

鑑賞後の感想

学生達がキーティングと出会えたことで、自分らしく生きることを学べて良かったと思いました。

有名なラストシーンは、何度見ても感動的です。

興味を持たれた方は、ぜひご覧になってみてください。

物語

ここからは、多くのネタバレがあります

1959年に、名門校バーモントの全寮制学院ウェルトン・アカデミーの新学期に、同校のOBである英語教師ジョン・キーティングが赴任してきます。

ノーラン校長の指導の下、厳格な規則に縛られている学生たちに、キーティングは「プリチャード博士はアホだ」といい彼の書いた教科書を破り捨てさせます。

そして、詩の本当の素晴らしさ、生きることの素晴らしさについて教えようとします。

ある日の授業で、キーティングは突然机の上に立ち、常に物事は別の視点で見なければならないといいます。

そして、生徒たちにも机に上らせ、「ここからは世界がまったく違って見えるだろう」と話します。

キーティングの風変わりな授業に生徒達は戸惑います。

しかし、次第に、新鮮な考えや、規則や親の期待に縛られない自由な生き方に目覚めていきました。

ある日、生徒のニールは学校の古い学生年鑑を読んで、キーティングが学生時代に「デッド・ポエッツ・ソサエティ(死せる詩人の会)」というクラブを作っていたことを知ります。

ニールは同級生のダルトンやノックスらとともに、洞窟へ行きクラブを再開させます。

会はソローの回想録にある一節「私は生きることの真髄を心ゆくまで吸収する」の言葉から始まります。

ニールのルームメイトである転校生のトッドも、「死せる詩人の会」に加わりました。

そして彼らは、語り合うことで、自分がやりたいことは何かを自覚していきました。

ノックスは偶然知り合ったクリスという娘に恋をします。

チャーリーは女子学生を学院に入学させるべきだと主張します。

ニールは俳優を志して『真夏の夜の夢』の舞台に立つことを決心しますが、ニールの父親からは舞台に立つことを反対されてしまいます。

当日、父親はニールの芝居を見に来ますが、子供の考えを認めることはありませんでした。

絶望したニールは拳銃自殺をしてしまいます。

そして、キーティングは責任を取るため、辞職することになりました。

生徒に別れを告げに来たキーティングを、教室の何人かの生徒は、敬意を表して机の上に立って見送りました。

ネタバレ含む感想

演劇に打ち込むある学生の、父親との価値感の違いから、拳銃自殺をしてしまう描写があり悲しい気持ちになりました。

でも、少しの間でも、自分のやりたいことに打ち込めた彼は、幸せだったのではないかと思いました。

ラストのキーティングを生徒たちが机の上に登って見送るシーンが感動的でした。

まとめ

『いまを生きる』は、1959年のアメリカの全寮制の名門進学校を舞台に、詩や人生の素晴らしさを教える教師キーティングと彼に影響された生徒たちの物語です。

映画のテーマは、自分の夢や情熱を追求することの大切さと、詩や芸術の力によって人生を豊かにすることなどです。

キーティングと、彼に影響を受けた様々な生徒たちが描かれている、名言や名シーンが数多くある名作です。

この映画は、脚本家のトム・シュルマンが、自らの高校時代の体験をもとに物語を創作しました。

2016年にはオフ・ブロードウェイで舞台化され、2018年には日本でも初演されました。

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