作品データ
原題
The pursuit of happiness
ジャンル
ヒューマンドラマ
監督
ガブリエレ・ムッチーノ
出演
クリス・ガードナー:ウィル・スミス
クリストファー(クリスの息子):ジェイデン・スミス
リンダ(クリスの妻):タンディ・ニュートン
ジェイ・トゥイッスル(証券会社の人材課長):ブライアン・ホウ
マーティン・フローム(証券会社の社長):ジェームズ・カレン
アラン・フレーケシュ(証券会社の上司):ダン・カステラネタ
チュー夫人(クリストファーの保育所の園長):タカヨ・フィッシャー
製作国
アメリカ
公開年
2007年
上映時間
117分
あらすじ
ここからはネタバレ多少あります
クリス・ガードナーは、妻と5歳の息子と3人で暮らしていた医療機器のセールスマンでした。
仕事が思うように行かず、どん底の生活を送っていました。
そんなクリスは、とあることがきっかけで、株の仲買人の仕事に興味を持ち、証券会社の養成コースに願書を提出することになります。
しかし、妻が家を出て行き、家賃を払えず、家を追い出され、貯金も底をついてしまいます……。
鑑賞後の感想
主人公が、どん底の生活から這い上がって、奇跡的にサクセスしていく姿を見て、爽快な気持ちになれる作品でした。
ウィル・スミスと、実の息子との共演も作品の見所で、多くの名シーンがあります。
興味を持たれた方は、ぜひご覧になってみてください。
物語
ここからは、多くのネタバレがあります
舞台は1981年のサンフランシスコ。
妻リンダと息子のクリストファーと親子三人で暮らすクリス・ガードナーは、骨密度を測定する新型医療器械のセールスをしていました。
この機械に大金を投資した当時は「革命的な機械」と信じ、妻とともに希望を持っていました。
しかし、セールスをしてみると、その機械は病院関係者にとって「レントゲンより少し鮮明に見える程度で高価な贅沢品」という無用の長物でした。
そのため、機械は売れず、税金や家賃を滞納し、督促状が届く中、妻のパートでなんとかやりくりする苦しい生活を送っていました。
そんなある日、彼は路上で「真っ赤なフェラーリ」を見かけ、持ち主から株の仲買人をしていると聞きます。
そうして株に興味を持ち始めたクリスは、たまたま見つけた証券会社の養成コースに、参加しようと思い立ちます。
半年間の研修期間で定員は20名、その中で選ばれるのはたった1名でした。
しかも、そのためにはまず研修生に選ばれることが必要という難関でした。
そこで彼は、人材課長のトゥイッスルに近づき、彼が持っていたルービックキューブを数分で完成させて驚かせました。
そうやって、トゥイッスルに認められたクリスは、研修プログラムに合格し、参加することになりました。
研修期間中は無給であり、もし一名に選ばれなかったら半年間が無駄になってしまいます。
そんな中、とうとうリンダが、苦しい生活に耐えられなくなり、息子を連れて出て行ってしまいました。
クリスは、保育所から、息子のクリストファーを連れ帰ってきますが、大家から、立ち退くようにと命じられてしまいます。
研修生にはなれましたが、息子と二人で安モーテルに住むことになりました。
幸い機械のセールスはうまくいき、売り切りますが、税の未納分として、そのほとんどを差し押さえられてしまいます。
路頭に迷う二人は、駅のトイレや教会などを転々とするホームレス生活を送ることになりました。
そんな苦しい生活の中、研修を終えたクリスが、上司に呼び出され、採用されることが告げられました。
実在する人物であるクリス・ガードナーは、ウィットナーに勤めた後、自身の会社を設立しています。
ネタバレ含む感想
物語の殆どが、悲惨などん底生活を余儀なくされているシーンの連続ですが、そこからの、奇跡的にサクセスしていく展開が爽快でした。
親子の絆が描かれていて良かったです。
多くの名シーン、名セリフがあり、何度も見返したくなる映画です。
まとめ
『幸せのちから』は、アメリカの実業家クリス・ガードナーの半生を描いた映画です。
この映画のテーマは、幸せを追い求める権利と親子の絆です。
クリスが息子のクリストファーと一緒に遊び、談笑するなど、親子の絆を深めるシーンを多く描いています。
映画の原題は、アメリカ独立宣言における「幸福の追求(The pursuit of happiness)」に由来します。
ウィル・スミスと実の息子ジェイデン・スミスの親子共演でも話題になりました。