夫婦の愛と崩壊を描いたゴダールの名作

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目次

作品データ

タイトル

軽蔑

原題 

Le Mépris

ジャンル

クラシック

監督

ジャン=リュック・ゴダール

出演

カミーユ・ジャヴァル:ブリジット・バルドー

ジェレミー・プロコシュ:ジャック・パランス

ポール・ジャヴァル:ミシェル・ピコリ

フランチェスカ・ヴァニーニ:ジョルジア・モル

フリッツ・ラング:フリッツ・ラング

カメラマン:ラウール・クタール

ラングの助監督:ジャン=リュック・ゴダール

シレン:リンダ・ヴェラス

製作国

フランス・イタリア合作

公開年

1963年

上映時間

102分

あらすじ

ここからは、ネタバレ多少あります

作家のポール・ジャヴァル(ミシェル・ピコリ)は、フリッツ・ラング監督(本人役)が手掛ける映画『オデュッセイア』の脚本の修正を依頼されます。

ポールは生活費のためにこの依頼を引き受けますが、プロデューサーのジェレミー・プロコシュ(ジャック・パランス)はポールの美しい妻カミーユ(ブリジット・バルドー)に興味を持ちます。

カミーユは次第にポールに対して冷たくなり、彼を軽蔑するようになります。

ポールはカミーユの態度の変化に戸惑い、彼女との関係を修復しようとしますが、うまくいきません。

二人は映画の撮影地であるカプリ島を訪れますが‥‥

鑑賞後の感想

監督の独特の視点で描かれた、深いテーマを味わえる作品で良かったです。

カプリ島の景色も良かったです。

また、ラストの衝撃的なシーンも印象的でした。

興味を持たれた方は、ぜひご覧になってみてください。

物語

ここからは、多くのネタバレがあります

ポール・ジャヴァルは、フリッツ・ラング監督が手掛ける映画『オデュッセイア』の脚本の修正を依頼されます。

ポールは生活費のためにこの依頼を引き受けますが、プロデューサーのジェレミー・プロコシュはポールの美しい妻カミーユに興味を持ちます。

カミーユは次第にポールに対して冷たくなり、彼を軽蔑するようになります。

ポールはカミーユの態度の変化に戸惑い、彼女との関係を修復しようとしますが、うまくいきません。

二人は映画の撮影地であるカプリ島を訪れますが、そこで彼らの関係は決定的な破局を迎えます。

カミーユはポールがプロコシュに対して妥協的であることに失望し、彼を軽蔑するようになります。

ポールはカミーユの愛を取り戻そうと努力しますが、彼女の心はすでに離れてしまっています。

最終的に、カミーユはプロコシュと共に去り、ポールは一人残されます。

カミーユとプロコシュは車で去りますが、途中で交通事故に遭い、二人とも命を落とします。

ポールはこの知らせを受け、深い悲しみに包まれます。

映画は、ポールが一人で映画のセットを歩くシーンで終わります。

ネタバレ含む感想

深いテーマの作品で味わい深かったです。

映画製作での商業的な対立に巻き込まれていき破局を迎えてしまうカミーユとポールの関係が興味深かったです。

また、カミーユとプロコシュが突然車の衝突事故にあい、亡くなってしまうシーンが衝撃的でした。

まとめ

映画「軽蔑」のテーマは、主に以下の点に焦点を当てています。

夫婦の愛がどのように崩壊し、軽蔑に変わっていくかを描いています。

カミーユがポールに対して感じる軽蔑は、彼の妥協的な態度や自己犠牲的な行動に対する失望から生まれます。

映画製作の裏側を通じて、芸術的なビジョンと商業的な要求の対立を描いています。

フリッツ・ラング監督の芸術的なアプローチと、プロデューサーのジェレミー・プロコシュの商業的な要求が対立する様子が描かれています。

ポールは、自分のアイデンティティや価値観を見失い、カミーユとの関係が崩壊していく中で自己を再評価する必要に迫られます。

1960年代のヨーロッパ映画産業の変遷や、ハリウッドの影響力についても触れられています。

この映画は、ジャン=リュック・ゴダール監督の独特な視点とスタイルで、深い人間関係の探求と映画産業の現実を描いています。

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